[全日本大学女子選手権] 早稲田大学 vs 東京女子体育大学
- 2006.01.15 Sunday
- サッカー観戦記(女子サッカー)
- 14:27
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- by kwbtcrew
第14回全日本大学女子サッカー選手権決勝【早稲田大学 vs 東京女子体育大学】
今年は大会史上初の男子インカレとの決勝戦同時開催。女子の選手が数千人という観衆の前で、しかも聖地・国立競技場でプレーできる機会と言うのはそうはない。準決勝が昨日と体力的には苦しい連戦になるが、そこはモチベーションの高さで良いプレーを見せて欲しいところだ。
関東第2代表の早稲田大学体育局ア式蹴球部女子(以下、早稲田)は4−4−2の布陣。GKは岸星美(1年)、DFは中央に山本りさ(3年)、深澤歩美(2年)、右SBに後藤史(1年)、左SBに武末彩子(2年)。ダイヤモンド型の中盤の底には松長佳恵(2年)、右MFに河田優(4年)、左MFに堂下弥里(1年)、トップ下に藤本知恵(1年)。2トップは渡辺夏奈(3年)と佐藤衣里子(2年)。
対する関東第5代表の東京女子体育大学サッカー部(以下、東女体大)は3−5−2のフォーメーション。GK諏訪江利乃(2年)、3バックは中央に井上光保(4年)、右に村上裕子(3年)、左に室井麻美(4年)。中盤では詫間美樹(3年)と海老沢有香(1年)がボランチを組み、右WBに平山茶久美(3年)、左WBに大澤三恵子(4年)、トップ下には岩澤和(2年)。2トップは齋藤有里(2年)と四宮由美子(4年)。
試合開始直後から積極的に動き、試合のペースをつかんだのは東女体大。
思わぬ先制ゴールを許した早稲田はここから本領を発揮。2トップの佐藤、渡辺と右MF河田というユニバ代表メンバーを中心とした多彩な攻撃で、相手陣内を攻め立てる。右サイドで河田、後藤がドリブル突破を図れば、中央では佐藤が強さと速さを発揮してポイントを作り、左サイドでは堂下が的確なパス捌きを見せる。
その藤本は、19分のFKのチャンスでキッカーを務めると、絶妙のアーリークロスをゴール前に供給。30分ごろにも自陣(後方)からのパスを左足アウトのダイレクトキックで左サイドに叩き、パスアンドゴー。ゴール正面でリターンパスを受けると見せかけて両足の間を通すスルーで右サイドの河田のシュートチャンスを演出。
観戦していたのはバックスタンドのやや東女体大寄りだったのだが、目の前には東女体大の応援団が陣取っていた。ユニフォーム姿だったので大会登録されなかった部員達が中心なのだろうが、この応援が女の子らしくて非常に楽しく可愛かった。まずなんといっても試合前から応援し続けているのに、ハーフタイムになっても一度たりとも同じ応援歌が歌われないレパートリーの多さ。しかもそのほとんどが完璧なフリ付き。一糸乱れぬまでとはいわないまでも、数十人が息のあった歌と踊りでスタンドを盛り上げる。レパートリーは、チェリー(SPITZ)、夏祭り(JITTERIN' JINN)、学園天国(Finger5)、WAになっておどろう(V6)、ツッパリHigh School Rock’n Roll(横浜銀蠅)の他、怪物クンの主題歌、ウルトラマンの主題歌(シュワッチ!の掛け声とスペシウム光線のフリ付き)、ガッチャマンのテーマ、果ては六甲おろしまで多彩も多彩。お前ら一体いつの世代の人間だと突っ込みたくなるほど。
きっと選曲から、振り付け、歌と踊りの練習までカラオケの個室でみっちり練習したのだろう。そうでなければあの完成度にはならない。
さて、それはさておき後半。
後半に入ると運動量が落ちた早稲田の攻撃に前半ほどの迫力がなくなる。しかし体力を消耗させられたのは前半守勢に回った東女体大も同じ。早稲田は高さと強さを兼ね備える佐藤にボールを集めて好機をうかがうが、佐藤のマークについた大きな体の(笑)室井が激しいDFを見せ、佐藤に自由を与えない。この二人の高さ、強さがぶつかり合うマッチアップは見応えがあった。
膠着状態が続く中、早稲田はまず足の止まったDF陣を交代する策を取る。これに対して東女体大は、良いプレーを見せていた大澤に代えて田村由佳(4年)、司令塔の岩澤に代えてスーパーサブ的な中村公美(4年)と攻撃的なカードを切る。
迎えた延長戦。開始直後の91分、東女体大ペナルティエリア内の競り合いで主審はディフェンス側のファールを取り、早稲田にPKを与える。これを佐藤が落ち着いて決めて2−1と早稲田が勝ち越し点を上げる。
ここまで頑張りを見せてきた東女体大。この後も懸命に同点ゴールを目指すも、昨日の準決勝からの連戦の疲労もありゴールは遠くチャンスを作ることもままならない。
結局、東女体大の反撃もままならないまま無情に延長の20分は過ぎ、早稲田大学の初優勝で大会は幕を閉じた。
(写真左)決勝点となった早稲田・佐藤のPK
(写真右)試合終了の瞬間。抱き合って喜ぶ早稲田の選手達。
今年は大会史上初の男子インカレとの決勝戦同時開催。女子の選手が数千人という観衆の前で、しかも聖地・国立競技場でプレーできる機会と言うのはそうはない。準決勝が昨日と体力的には苦しい連戦になるが、そこはモチベーションの高さで良いプレーを見せて欲しいところだ。
関東第2代表の早稲田大学体育局ア式蹴球部女子(以下、早稲田)は4−4−2の布陣。GKは岸星美(1年)、DFは中央に山本りさ(3年)、深澤歩美(2年)、右SBに後藤史(1年)、左SBに武末彩子(2年)。ダイヤモンド型の中盤の底には松長佳恵(2年)、右MFに河田優(4年)、左MFに堂下弥里(1年)、トップ下に藤本知恵(1年)。2トップは渡辺夏奈(3年)と佐藤衣里子(2年)。
対する関東第5代表の東京女子体育大学サッカー部(以下、東女体大)は3−5−2のフォーメーション。GK諏訪江利乃(2年)、3バックは中央に井上光保(4年)、右に村上裕子(3年)、左に室井麻美(4年)。中盤では詫間美樹(3年)と海老沢有香(1年)がボランチを組み、右WBに平山茶久美(3年)、左WBに大澤三恵子(4年)、トップ下には岩澤和(2年)。2トップは齋藤有里(2年)と四宮由美子(4年)。
試合開始直後から積極的に動き、試合のペースをつかんだのは東女体大。
![]() | 5分には左CKを得ると、大澤のキックをゴール正面に走り込んだ四宮が頭で合わせて先制。身長150cmと女子の中でも小柄で今大会登録選手で最も上背のない四宮だが、セットプレー時に後方からスルスルと上がってタイミングを合わせて飛び込んだヘディングシュートは、センスの高さを感じさせた。 |
| 15分には、左サイドで河田からのパスを受けた藤本がアーリークロス。これをファーサイドに飛び込んだ佐藤が頭で決めて、早稲田が1−1の同点に追いつく。 同点ゴールをアシストした早稲田のトップ下を務める藤本は、1年生ながら高いテクニック・センスで早稲田の攻撃にリズムを作り、一際目を引いた。 | ![]() |
![]() | 34分には30m近いFKを早稲田の佐藤が直接狙う。男性でもなかなか直接は狙わない距離だが、佐藤のシュートは強烈なライナーでゴール左上を襲う。これはGK諏訪が左手一本で角度を変え、ゴール上に弾き出すファインセーブ。この好プレーがなければゴールネットに突き刺さっていたであろう素晴らしいFKだった。 |
| 劣勢の東女体大も41分、左サイドゴールライン際からのFKのチャンス。角度がないところから右インフロントで直接ゴール上を狙うも、ユニバ代表GK岸がこれをフィスティング。東女体大はそのこぼれ球を拾って再びシュートを放つが、これは枠左に外れる。 結局、前半は1−1のまま終了。 | ![]() |
観戦していたのはバックスタンドのやや東女体大寄りだったのだが、目の前には東女体大の応援団が陣取っていた。ユニフォーム姿だったので大会登録されなかった部員達が中心なのだろうが、この応援が女の子らしくて非常に楽しく可愛かった。まずなんといっても試合前から応援し続けているのに、ハーフタイムになっても一度たりとも同じ応援歌が歌われないレパートリーの多さ。しかもそのほとんどが完璧なフリ付き。一糸乱れぬまでとはいわないまでも、数十人が息のあった歌と踊りでスタンドを盛り上げる。レパートリーは、チェリー(SPITZ)、夏祭り(JITTERIN' JINN)、学園天国(Finger5)、WAになっておどろう(V6)、ツッパリHigh School Rock’n Roll(横浜銀蠅)の他、怪物クンの主題歌、ウルトラマンの主題歌(シュワッチ!の掛け声とスペシウム光線のフリ付き)、ガッチャマンのテーマ、果ては六甲おろしまで多彩も多彩。お前ら一体いつの世代の人間だと突っ込みたくなるほど。
きっと選曲から、振り付け、歌と踊りの練習までカラオケの個室でみっちり練習したのだろう。そうでなければあの完成度にはならない。
| ちなみに中でも一番笑えたのは、左ストッパー室井麻美選手の応援歌。 大きな古時計(平井堅)の『♪大きなノッポの古時計、おじいさんの時計』のメロディにのせて『♪大きなアサミの体には、誰も勝てはしないー♪』って、女性に向かってかなり失礼な歌詞なんじゃないかと思うんですが。(笑) | ![]() |
さて、それはさておき後半。
後半に入ると運動量が落ちた早稲田の攻撃に前半ほどの迫力がなくなる。しかし体力を消耗させられたのは前半守勢に回った東女体大も同じ。早稲田は高さと強さを兼ね備える佐藤にボールを集めて好機をうかがうが、佐藤のマークについた大きな体の(笑)室井が激しいDFを見せ、佐藤に自由を与えない。この二人の高さ、強さがぶつかり合うマッチアップは見応えがあった。
![]() | 58分には、東女体大MF大澤の左サイドから思い切りの良いロングシュートを放つもクロスバー直撃。 GKでも上背が160cm台の選手が多い女子サッカーでは、高さをコントロールさえ出来れば、ロングシュートや角度のないところからのシュートも大きな武器になる。 |
| 80分には早稲田の右MF河田がゴール前に抜け出し、あわやGKと1対1の場面を作るもGK諏訪が判断良く飛び出してプレッシャーをかけ、河田のミスを誘いこのピンチを凌ぐ。 結局、互いに攻めあいながらも決定機を作ることはできず、後半も終了。試合は1−1のまま10分ハーフの延長に突入。 | ![]() |
迎えた延長戦。開始直後の91分、東女体大ペナルティエリア内の競り合いで主審はディフェンス側のファールを取り、早稲田にPKを与える。これを佐藤が落ち着いて決めて2−1と早稲田が勝ち越し点を上げる。
ここまで頑張りを見せてきた東女体大。この後も懸命に同点ゴールを目指すも、昨日の準決勝からの連戦の疲労もありゴールは遠くチャンスを作ることもままならない。
結局、東女体大の反撃もままならないまま無情に延長の20分は過ぎ、早稲田大学の初優勝で大会は幕を閉じた。
(写真左)決勝点となった早稲田・佐藤のPK
(写真右)試合終了の瞬間。抱き合って喜ぶ早稲田の選手達。
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