<< 【雑感】 2004サントリーチャンピオンシップ 横浜FMvs浦和 | main | [大移動] 入替戦=>トヨタカップ >>

[2004 J1/J2入替戦 第2戦] 柏レイソル vs アビスパ福岡

15:04キックオフ 日立柏サッカー場
【入場者数】13,149人
【天候】曇 7.5℃ 83%
【主審】柏原丈二
【副審】山口博司/高橋佳久
◇柏 2−0 福岡◇
 (前半0−0)
J1/J2入替戦4
【得点者】柏:57′宇野沢、61′波戸
【警告】柏:玉田、波戸/福岡:宮本、福嶋、ホベルト、増川、宮崎
**********************************************
雨上がりの柏は気温7度台と日中にしてはかなりの寒さ。今年のサッカー観戦はずっと好天に恵まれていたので、この日が今冬一番の寒さであった。
J1/J2入替戦2 キックオフ1時間ほど前にスタジアムに入ると、その寒さの中、大きな声を張り上げて応援歌を歌っているのはアウェイの福岡サポーター。
出足の悪かった柏サポーターの応援を上回る声に、福岡の選手達の気持ちも盛り上がったに違いない。

さて試合。
第一戦を0−2で落とし、後がない福岡がキックオフ直後から攻勢をしかける。右サイド山形のドリブル突破や、左サイドで宮崎、アレックスが絡んで再三に渡ってよい形を作り、セットプレーからのチャンスも得るが、個の力で上回る柏DF陣が落ち着いて対応し得点には繋がらない。
今日の柏DF陣はボールが来たら取り敢えず大きくクリア、というセフティーファーストに徹しており、それが逆に福岡の焦りを誘った側面もあったと思う。

福岡のテンポ良い攻撃に、気付くと前半も30分過ぎ。福岡に焦りが見え始め、逆に柏は落ち着きはじめる。福岡としては押し込んでいる時間帯に何とか1点をとり、相手にプレッシャーをかけたかったところだったが、ここで点が入らなかったことで苦しくなった。そして34分、福岡はJ2昇格争いで大仕事をし好調を維持していた有光を下げて長身の福嶋を投入。柏DFとしては神出鬼没で捕まえにくい有光よりも、前線のターゲット役になる福嶋のほうが抑えやすい。ボールの入りどころがわかっていれば、後は競り合いの勝負であり、そうなれば個の能力で勝るのは柏。結果的にこの早すぎる交代は柏を楽にするものであり、福岡ベンチにも焦りがあることが見てとれた。この選手交代の機微もあり、柏ペースに傾きかけたところで前半終了。0−0。

後半開始から福岡はエジウソンに変えてチーム1の長身プレーヤー、スーパーサブの太田を投入する。パワープレーさながらにとにかく前線にボールを入れ、高さで勝負して『何か』が起こるのを期待する意図だろうが、残念ながら相手はJ2のチームではなく、そうそう『何か』が起きるはずもない。(J1最終戦では柏DFの中澤がヘディング空振りから試合を決する逆転ゴールを許すという信じられないミスがあったが、そんなことはそうはないハズ。)

結果、福岡の攻撃からは前半のリズムがなくなり、中盤の構成力に優れる柏がゲームを支配し始める。57分には福岡のパスミスを奪った小林が前線の玉田に当て、このボールを玉田がヒールキックで流したところに走りこんだ宇野沢が、福岡DF2人に間を強引に割って入り、豪快にゴールネットを揺らす。1−0と柏先制。2戦トータルで3−0となり、福岡にとっては絶望的な状況。
この先制ゴールの直後、福岡はチームとしての機能を失う。とにかく1点と気ばかり焦って前がかる選手と、茫然自失として集中力を欠く選手で統制を失った福岡に柏がたたみかける。先制ゴールの4分後、先制ゴールの宇野沢のクロスを大野がファーで折り返し、ゴール前でフリーになっていた波戸がこれをヘディングで押し込み2−0。残り30分を切ったところで、トータルスコア4−0。事実上の終戦となった。

その後、J1残留が確定的となった柏は途中出場の谷澤や大野が高いテクニックを駆使して自由にプレー。マルセイユルーレットで福岡DFを抜き去るなど、余裕を持っ
たプレーを交えつつ試合を支配。
一方の福岡には残り時間で試合を動かす余力は残されていなかった。前半から飛ばしていたので個々の体力的にも厳しく、交代枠も使い切っていて切れるカードもない。そして何より選手自身が試合途中にして敗北を受け入れてしまっていた感があった。
J1/J2入替戦5
結局、試合はそのまま2−0で試合終了。
写真は、試合終了後、スタジアムを一周してサポーターに挨拶する選手達をあたたかい拍手で迎える柏サポーター

終わってみれば二戦続けて2−0で柏の勝利。福岡は一瞬たりとも昇格の夢を見ることない完敗を喫した。J1で戦っていた柏とJ2の3位に滑り込んだ福岡との間には、チーム力・個人能力ともにまだまだ高い壁があることを再認識させられた。
その差の一つは個々のプレー、判断のスピードの差の蓄積がトータルでは大きい差になっていたこと。そしてもう一つは試合運び。戦況を読み、チームが一つの意思の元に試合の流れを作りだす力。これは常勝と言われるチームは必ず備えている力であり、奇しくもレギュラーシーズン中の柏レイソルはこの試合運びの稚拙さで幾度となく煮え湯を飲まされ成績不振を極めたのだが、最後の最後にJ1としての意地と格の違いを見せつけることが出来た。

柏、福岡ともにこのギリギリの経験から得られるものは少なくないはず。柏はJ1での巻き返しに、福岡は来年のJ1昇格に向けて、この経験を活かして欲しい。

試合前の日立台スタジアム入り口。
多分、今回のために用意したであろう『入替戦』のパネルは、出来れば作りたくなかったことだろう。
J1/J2入替戦1

J1/J2入替戦3 選手入場のときに全員でファンバナーを掲げる柏サポーター。スタジアムがファンバナーの黄色と黒で染まる光景はレッズの赤に染まっていたチャンピオンシップとはまた違った壮観さだった。

コメント
こん
  • 2006/02/12 4:51 AM
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
search this site.
calendar
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< August 2010 >>
selected entries
categories

archives

recent comment
recent trackback
profile
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM
Jリーグ特命PR部
  • Jリーグ2010特命PR部員 tcrew
Life Design Shop ”anji”OPEN!
                
アクセス解析